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中国子会社のBS、日本と違うポイントとは?

コラム
2026.07.02
中国子会社のBS、日本と違うポイントとは?

 中国子会社の月次資料や監査報告書を確認する際、日本と同じ感覚でBS(貸借対照表)を見てしまうと、実態を誤認するケースがあります。特に中国では、日本と勘定科目の考え方や表示方法が異なる部分もあり、数字は見ているが、中身までは確認できていないという状況も少なくありません。

 

 例えば、中国では売掛金や買掛金がマイナス表示となっているケースがあります。これは、前受金や前払金を同一科目内で処理していることなどが要因です。また、未払税金についても、増値税の留保税額等によりマイナス表示となる場合があります。そのため、中国BSでは単純に残高だけを見るのではなく、補助明細や内訳まで確認することが重要となります。

 

 また、中国では「その他未収金」「その他未払金」という科目が多用される傾向があります。これらには、従業員立替金、保証金、仮払金、一時的な未整理項目等、様々な内容が含まれているケースがあります。日本の感覚で科目名だけを見て判断すると、実態を見誤る可能性もあるため注意が必要です。

 

 固定資産についても、日本と異なる点があります。中国では税法上、「1年超使用する資産」が固定資産として扱われ、耐用年数も主に3年・4年・5年・10年・20年等に区分されています。また、中国では土地を所有することはできず、「土地使用権」として無形資産に計上される点も特徴的です。

 

 中国子会社管理では、日本基準の感覚だけでBSを見るのではなく、中国ではどのような処理・表示が行われるのかという視点を持つことが重要です。特に、科目名や残高だけで判断せず、補助明細や内訳まで確認することが、実務上非常に重要といえます。

 

※ Youtube にて、海外進出に関わる国際税務、ベトナム及び 中国進出に関わる留意事項・会計制度・税制について解説しています! ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
https://www.youtube.com/c/meinankokusai


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