2026年に入り、中国各地で60歳以上のビザ更新ができなくなっているとの報告が増えてきました。今回は、中国における60歳以上のビザ更新について取り上げます。
前提
中国の定年は60歳(※現在は徐々に延長されています)
駐在員が通常取得する工作許可は、A類(一定の条件を満たす場合)またはB類(大学卒業+2年の勤務経験があれば一般的に取得可能)のいずれかです。
B類は60歳以上が定年年齢に該当するため、B類での更新手続きは原則認められていません。
これまでの状況
60歳以上の駐在員が工作許可を更新する場合、本来認められないB類での更新手続きも受付可能となっており、いわば緩和された状況でした。
2026年の状況
上記の緩和措置は認められず、ルール通りの運用を求める通知が発令されました。
その結果、各地で60歳以上のB類更新手続きが不受理となる事例が散見されるようになりました。
対応
A類での更新申請を検討する必要がありますが、A類は一定の条件を満たす場合に限られ、その一つに当地の平均給与の6倍の報酬設定があります。
上海では現状の水準で約90万元となり、この条件を満たす駐在員は限定的と考えられます。なお、上海では60万元でA類申請が受理される事例も見られます。
現在、60歳以上の駐在員を派遣している企業はもちろん、60歳未満でもまもなく60歳を迎える駐在員を派遣している企業も、駐在員の派遣について早急に後任者の検討が必要です。
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