2025年4月12日、ベトナムで地方行政区画の大規模な再編が決定されました。内容は全国の省(日本でいう県)を64から34(28省+6市)へ統合することと、行政単位を省・郡・社の3層構造から省・社の2層に再編することです。
再編の目的として行政の簡素化と効率化があげられております。この再編により行政の人件費や管理コストを削減することが可能となり、財政資源を集約することが期待されております。新しい省の行政単位は2025年7月1日から運用を開始する予定です。
統合に関して日系企業に影響が大きい地区としてハイズン省、ビンズン省とロンアン省があげられます。外資系企業も多い地区ですが、ハイズン省はハイフォン市に、ビンズン省はホーチミン市に、ロンアン省はタイニン省にそれぞれ合併されます。
今までの行政手続きの窓口が変わることが想定され、混乱も予想されます。企業面では最低賃金が地域ごとに分けられていますが、新しい行政単位で最低賃金を確認し、給与テーブルや就業規則、労働契約書等の見直しが必要になります。また、細かいところですと名刺やホームページの住所の更新が必要になります。
最新の動向に関しては専門家に相談することをお勧めします。
参考リンク
税理士法人名南経営国際部チャンネル
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<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
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