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アジア主要国の経済状況と日系企業動向 - 第35回戦略ワーキンググループ報告

コラム ニュース コンソーシアム活動
2025.05.16
アジア主要国の経済状況と日系企業動向 - 第35回戦略ワーキンググループ報告

2025年4月17日に開催された第35回戦略ワーキンググループでは、アジア主要国の経済状況と日系企業の動向について、各国で活躍する会計事務所の代表者によるパネルディスカッションを実施しました。また、コンソーシアムの分科会活動やGLASIAOUSの開発状況についても共有が行われました。

 

各国の経済状況と日系企業動向

統計データから見る各国の状況

今回はタイ、中国、インド、ベトナム、インドネシア、日本の6か国を対象としています。
1人当たりGDPで見ると、自動車普及の指標となる「5000ドルの壁」を超えている国はタイ、中国、日本である一方、インドネシア、ベトナム、インドはまだ達していない状況です。ただし、国全体のGDPでは、中国が世界第2位、日本が4位、インドは5位(2023年時点)と、人口を背景に規模を拡大している国もあります。

 

参照元:World Economic Outlook (April 2025) - GDP per capita, current prices

 

日系企業の進出拠点数については、ベトナム、インドネシア、インドは上昇基調にある一方、タイは2020年以降頭打ち、中国は最多(3万超)ながら横ばいとなっています。

 

各国の状況(パネルディスカッション)

各国で活躍されている会計事務所の代表者にパネリストとしてご参加いただき、パネルディスカッションを実施しました。
各国の状況やトランプ関税の影響想定を共有したうえで、各国の日系企業の状況や会計事務所ごとの成長戦略についての話し合いが行われました。

 

タイ

タイのKompass Accounting Co., Ltd.の小林氏によると、GDP成長率は2-3%と緩やかな回復基調です。観光業は中国人観光客中心に伸びていましたが外国人の誘拐事件などの影響で期待ほどには伸びておらず、不動産は過剰供給状況で3月末の地震による高層コンドミニアムの被害も影響しています。自動車産業はEV補助金切れで失速しているものの、中国系メーカーは好調とのことです。
日系企業の新規進出はほぼストップしており、自動車産業を中心に撤退企業が相次いでいます。

 

中国

株式会社名南経営グローバル・パートナーズの近藤氏からは、中国は低賃金・若年層人口の厚みから高付加価値製品輸出に経済構造を転換中との報告がありました。不動産バブル問題は整理が難しい状況である一方、自動運転タクシーやロボット警官など新技術の「実験場」としての側面も持っています。
電気自動車産業が強く、日系自動車メーカーのシェアは4年で24%から11%に半減しました。新規進出は非製造業で少数あるものの、中小・中堅企業の進出はほぼゼロとのことです。

 

インド

税理士法人日本経営の杉田氏からは、インドのGDP成長率は6.4%と予想(コロナ以降最低水準だが依然高い)され、2025年に日本を抜き世界第4位の経済大国になる見込みとの報告がありました。ただし、所得格差や大卒25歳未満の若者の失業率が40%超という課題も抱えています。
日系企業は約1439社が進出しており、統計上は2019年の1454社から減少していますが、実感値としては増加傾向です。進出企業の7割が黒字、7割が事業拡大を予定しているとのことです。

 

ベトナム

株式会社東京コンサルティングファームの小林氏によると、ベトナムは90年代からのドイモイ政策(市場主義経済導入)で成長しており、2022年にGDP成長率9%のV字回復、2024年も7%成長を遂げています。1人当たりGDPは10年で3倍に増加しました。
約2400社の日系企業が進出しており、現在も増加傾向にあります。近年は製造業より第3次産業(サービス、飲食、広告、金融など)の進出が増加しているとのことです。

 

インドネシア

PT Japan Asia Consultantsの八木橋氏からは、インドネシアの実質GDP成長率は5.03%で、2016年から5%台を維持しているとの報告がありました。製造業(4.43%)よりサービス業(宿泊、飲食、健康サービスなど)の方が伸び率が高い(8%超)状況です。
二輪車市場は630万台ですが四輪車は100万台を割っており、製造業の進出は少なく撤退が多い傾向です。一方、小売・レストラン向けの規制緩和でBtoC事業の問い合わせが増加しているとのことです。

 

 

分科会活動報告

下記3種類の各種分科会の活動状況も報告されました。

 

①「外への新たな価値提供」

コンソーシアムを活かして実現できるサービス内容の検討・協議が進められており、グローバル企業の成長を支援するための新たな価値提供(サービスの実現)を目指した分科会活動の進捗と今後について情報共有されました

 

②「GLASIAOUS利活用促進」

会計業務の効率化・標準化を目指した取り組みが継続中で、次回は電子帳簿保存法対応をテーマにした情報交換会を予定しています。

 

AIによる業務改善」

会計業務へのAI活用についての検証・議論結果が共有されました。また、新たなAI機能についても、実務での検証に協力する会計事務所を募集することが発表されました。

 

開発関連報告

近日中に予定されているGLASIAOUSのシステムアップデートにて、新機能の追加や、アジア各国の電子インボイス対応強化などについての情報共有が行われました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。ビジネスエンジニアリングという一企業としても、またコンソーシアムの会員である加盟の法人にとっても、有益な情報交換の場となりました。
本稿をご覧になった方にも有用な情報を得ていただければ幸いです。

 

GLASIAOUSコンソーシアムでは、定期的にイベント活動や会計事務所・税理士法人のビジネス戦略に関する情報交換などを行っています。ご興味がある会計事務所様、税理士法人様は、是非一度お問合せください。

 


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