いつもお世話になっております。東京コンサルティングファーム(インド)です。
今回は「株主総会(AGM)の延長可能について」解説いたします。
インド会社登記局(以下、ROC)は株主総会(以下、AGM)の通常の開催期日を延長する際に求められる申告フォームGNL2の提出なしで3か月延長可能という内容を通知しました。
AGMの開催期間の延長を計画している企業は、まず、AGMの開催期日を把握する必要がございます。
上述の確認方法は、2013年会社法のセクション96に規定されているタイムラインに従い、次の日付のいずれか早い方がAGMの開催期日となっております。
直前のAGM開催の日付から15か月以内または
会計年度の終了日から6か月以内、つまり、会計年度が2020年3月31日に終了した場合は2020年9月30日
例えば、
1.企業が2019年9月30日に最後のAGMを実施した場合、セクション96(1)に基づき、最も早いAGMの開催期日は、2020年9月30日となります。
直前のAGMの開催日から15か月、つまり2020年12月31日または
会計年度の終了日から6か月、つまり2020年9月30日
今回、ROCによって発行された前述の通知は、AGMの開催期日を3か月延長することを認めているため、上記の状況では、延長されたAGMの開催期日は2020年12月31日となります。
2.企業が2019年5月30日に最後のAGMを実施した場合、セクション96(1)に基づき、最も早いAGMの開催期日は、2020年8月30日となります。
直前のAGMの開催日から15か月、つまり2020年8月30日または
会計年度の終了日から6か月、つまり2020年9月30日
ROCによって発行された前述の通知によって、AGMの開催期日を3か月延長することが認められたため、上記の状況では、延長されたAGMの開催期日は2020年11月30日となります。