4月末から5月上旬にかけて、日本のように長期の休みではないですが、
ベトナムは連休となりました。連休直前までのベトナムの新型コロナウィルス
新規感染者は、主に空港経由して国外から入国する者からのみであり、即時に
隔離措置が取られるため、テト明け以降、大規模な市中感染ありませんでした。
その後、連休初日の4月30日に市中感染が記録されて以来、今日(5月17日)まで
ベトナム北中部を中心に連日、市中感染が記録されています。
多い日では1日100名以上記録されています。
1日の感染者数で言えば、日本のそれとは比較にならないくらい少ないですが、
医療体制が脆弱なベトナムでは、市中感染者数が大きな関心事となっています。
北部では、封鎖されている区域やロックダウンに踏み切った自治体もあります。
市中感染で検出されるコロナウィルスには、インド型のウィルスもあるようです。
従来型のウィルスより感染力が強いとされているインド型によるものでしょうか、
ベトナムでの市中感染は収まる気配がないようです。私が駐在しているハノイでは
ロックダウンとはなっていませんが、バー及びマッサージなどの不要不急である
事業の一時停止、休校及び10人以上の集会の禁止などの措置が取られています。
これらの市中感染の原因は、不法入国も含む海外からの入国者によるものと
されています。正規の手続きによりベトナム入国後、2週間のホテル隔離を受けた
外国人から2週間隔離以降に感染が記録され、その外国人よりベトナム人へ感染
したとされる例が数件ありました。これらことにより、5月5日より、ベトナムへ
入国する者の隔離期間は14日間から21日間へと延長されています。
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