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【活用事例】26カ国34拠点に展開するグローバル コンサルティングファームが、GLASIAOUSで顧客会計データの一元管理と顧客サービスの品質を向上/株式会社東京コンサルティングファーム

株式会社東京コンサルティングファーム

株式会社東京コンサルティングファーム

日本企業の海外進出支援を専門とする東京コンサルティングファーム(TCF)が、多国籍展開する顧客企業のクロスボーダー会計業務効率化を実現するため、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)のGLASIAOUSを導入。TCF 海外拠点の会計基盤統一により、顧客会計データの一元管理を実現し、さらに顧客の本社ガバナンス強化と月次決算早期化にも貢献。顧客サービスの品質を向上させた。

導入前の課題
  • 各国でローカル会計ソフトが使用されており、多国籍展開する日系企業の統一的な管理ができていなかった
  • 本社による海外拠点のモニタリングやガバナンス体制構築が困難だった
  • 大企業向けシステム以外に、中小・中堅企業が利用できるグローバル対応会計システムの選択肢が限られていた
導入後の効果
  • 多国籍で統一された会計システム基盤により、日系企業の本社による海外拠点のリアルタイム管理を実現
  • 月次決算の早期化により、駐在員のレポーティング負担を大幅軽減
  • バックオフィス業務の標準化により、顧客企業がより本業に専念できる体制を構築
GLASIAOUSを選んだ理由

キーワード:受発注および在庫状況の容易な把握と管理/顧客からの問い合わせに対する迅速な回答/自計化によるリアルタイムな財務状況把握/業務効率化/リモートワーク(在宅勤務)の実現/業務の属人化の解消/事業継続体制の強化

GLASIAOUSは多国籍で使える会計システムとして、大企業向けシステムと異なり、中小・中堅企業でも導入しやすい価格帯でありながら、本社による内部統制やモニタリングが可能な点を評価。また、コンソーシアム活動を通じてシステム改善に実務専門家の意見を反映できる仕組みも決め手となった。

導入事例インタビュー

国際会計&ERPサービスを活用し事業基盤を強化
クロスボーダー業務の効率化で新たな顧客価値を創造
株式会社東京コンサルティングファーム
代表取締役・CFO
小林 祐介 氏
多国籍企業の会計基盤として最適なソリューション

日本企業の海外進出支援を専門とする東京コンサルティングファームは、1998年に公認会計士の久野康成氏(現会長)が監査法人から独立して設立。日本で培った経験を活かし、業界に先駆けた海外展開を推進。2007年のインド進出を皮切りに、現在は26カ国34拠点まで拡大している。東京コンサルティングファームが、グローバル展開する顧客の会計データ管理における課題解決のため、選択したのがGLASIAOUSである。同社 代表取締役・CFO 小林 祐介氏は「当時、中小・中堅企業が導入できる価格帯で、多国籍企業のクロスボーダー業務に対応でき、日本本社による内部統制やリアルタイム監視が可能なシステムは、市場にほとんど存在しませんでした。大企業向けのシステムでは、コストが高く中小・中堅企業には現実的な選択肢ではありませんでした」と振り返った。

そうした中、B-EN-GからGLASIAOUSを活用した会計基盤統一の提案を受けた。「B-EN-Gからの提案は、私達が目指す顧客価値と一致していました。特に、GLASIAOUSによる海外拠点の財務・会計統一管理で、クロスボーダー業務の効率化を実現できるコンセプトに強い魅力を感じました。GLASIAOUSの導入は、中小・中堅企業が多く、ローカル会計ソフトが主流だったタイ拠点から開始しました」(小林氏)

株式会社東京コンサルティングファーム
海外統括部長
高橋 周平 氏
顧客企業の本社管理体制強化により業務効率化を実現

GLASIAOUS導入後、多国籍企業の日本本社から高い評価を得られた。同社 海外統括部長 高橋 周平氏は「顧客企業からは『月次決算の早期化により経営判断スピードが向上した』『海外拠点での記帳内容を本社からリアルタイムで確認できるようになった』といった評価をいただいています。その結果として『本社の管理体制が抜本的に強化され、駐在員の報告業務負担が大幅に減った』という声も多く聞いています」と語った。

特にクロスボーダー業務における内部統制の観点で顕著な効果が現れたという。「現地会計スタッフが業務の中心を担い、駐在員の関与が限定的な企業ほど、横領事件などの不正リスクが高まる傾向があります。日本本社によるリアルタイム管理機能は、こうした不正を未然に防ぐ強力な対策として非常に有効です」(高橋氏)

 

実務専門家の視点からシステム改善に貢献するコンソーシアム活動

小林氏は現在、GLASIAOUSコンソーシアムの副委員長として、サービス開発や機能改善にも積極的に関与している。

「システム提供会社と実務専門家、エンドユーザーが一体となってサービス向上に取り組むコンソーシアム形式は、他ではあまり見られない独特な仕組みです。これもGLASIAOUSの大きな強みだと実感しています。通常のシステム改善はエンドユーザーからの声に基づいて行われますが、企業ごとに会計処理やオペレーションが異なるため、意見をまとめるのが難しいという課題があります。しかし、このコンソーシアムには、実務の専門家が集結しており、実際の顧客支援で得られた具体的な改善提案を直接フィードバックできるため、機能改善の質が高く、システムの改善サイクルが早くなると評価しています」(小林氏)

 

AI機能への期待と今後の高付加価値サービス展開

今後同社が特に期待を寄せているのが、AIを活用した財務・会計支援機能である。会計業務では入力作業が最も人手と時間を要し、人的ミスも発生しやすいため、システムによる自動化とエラー防止機能が強く求められている。GLASIAOUSは、既に実装済みの請求書自動読み込み機能(AI-OCR)に加えて、今後は財務諸表の分析から予測まで行うAI機能の実装に取り組み、財務・会計業務の自動化を目指している。
 「GLASIAOUSが、今後継続してAI機能を実装・強化していくと伺い、大きな期待を寄せています。製品品質の向上には、私たちも積極的に協力していきたいと考えています」(小林氏)

 

高付加価値コンサルティングへの転換とクロスボーダーM&A支援

今後の展望について、同社は大きな変革の必要性を語る。

「現在の本業は財務・税務・監査・法務・労務といった、いわゆる守りの分野が中心です。しかし日本の少子高齢化により労働力確保がますます困難になることが予想されます。そのため、手続きなどの業務は可能な限り効率化・省人化し、経営改革・経営改善などの高付加価値業務への比重を高めることを目指しています」(小林氏)
 その一環として、26カ国34拠点というグローバルネットワークを活かしたクロスボーダーM&A支援サービスを新たに開始した。「地産地消型ビジネスモデルの構築を検討する企業が増加しており、売り手企業のソーシングや資本提携形態での進出サポート案件が拡大しています。多くのM&A仲介会社が海外拠点を持たない中、私たちは既に世界各国に駐在員と現地スタッフを配置しているため、買収後の運用サポートも含めた一貫したサービス提供が可能です」(高橋氏)
 同社は今後も、GLASIAOUSを基盤とした顧客企業の経営支援を通じて、グローバル市場での成長を実現していく方針である。

 

クライアント情報
株式会社東京コンサルティングファーム
設  立 1998年
事業内容 日本企業の海外進出支援、会計・税務・監査・法務・労務サービス、クロスボーダーM&Aアドバイザリー
1998 年に公認会計士の久野康成氏が監査法人から独立して設立。2007 年の日本の会計事務所として初のインド進出を皮切りに、現在26 カ国34 拠点でグローバル展開している。中小・中堅企業を中心とした日本企業の海外進出において、財務・会計・税務を中心としたバックオフィス業務全般をワンストップで支援。近年はクロスボーダーM&A アドバイザリーにも注力し、進出から運用まで一貫したサービス提供を行っている。

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