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外資系 活用事例

【活用事例】乱立した会計ソフトを統合して業務効率化と標準化を加速 クラウドを活かした東京と北海道の分業体制も/BDO税理士法人

グローバルネットワークを活用し、日本企業の海外進出、外国企業の日本進出を総合的にサポートするBDO税理士法人。クライアントの会計業務の効率化と標準化を目的に、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)のクラウド型国際会計アウトソーシングサービス「GLASIAOUS」を導入。業務効率化を実現するだけでなく、クラウドの特性を活かした遠隔地間やリモート環境での円滑な業務遂行に大きく貢献している。

導入前の課題
  • クライアントごとに7~8種類の会計ソフトを使い分けており、業務標準化が困難
  • スタッフのスキルや業務のやり方に依存せず、クライアントへの均一なサービス提供を実現したい
  • クライアントの海外本社に提出するレポートの翻訳作業が負担
導入後の効果
  • 業務の標準化と均一化した品質の成果をクライアントに提供できる体制を加速
  • 日英変換が容易になり、レポート作成にかかる時間と工数を大幅に削減
  • 会計システムと銀行システムの間で生じていたデータ入力の二度手間も解消
GLASIAOUSを選んだ理由
キーワード:複数の会計ソフトの統一/会計業務の標準化/データ入力の二度手間を排除/業務属人化の解消/管理の煩雑化の解消
/災害時における在宅勤務の実現/遠隔地での分業体制の確立

英語、中国語、ベトナム語、タイ語を始めとする多言語や多通貨に対応し、グローバルで使える会計システムである点に着目。クラウドサービスであるため、大企業でなくても初期費用を抑えて手軽に利用開始できることも導入の大きな要因となった。

導入事例インタビュー

グローバルに広がる会計アウトソーシングサービスを
多言語・多通貨・クラウド対応の会計システムが支える

BDO税理士法人
公認会計士
松澤 洸生 氏
7~ 8種類の会計ソフトを使い分け作業が属人化し、管理も煩雑に

BDO Internationalの国際ネットワークを生かし、会計サービスをトータルに提供するBDO税理士法人では、高度な専門的知識と豊富な業務経験を生かし、クライアントが抱える税務に関する複雑な問題に対処する幅広いサービスを提
供している。
 特に複数の国や地域で事業を展開するクライアントに対し、日次および月次業務、決算業務、連結決算業務などの支援をアウトソーシングサービスの形で展開している。しかし、クライアントが増加するにつれて業務の煩雑化が課題となっていた。
 BDO税理士法人で公認会計士を務める松澤洸生氏は、「クライアントごとに操作方法もそれぞれ異なる7 ~ 8種類の会計
ソフトを使い分けていたので、業務フローもバラバラで作業が属人化してしまい、管理も煩雑になっていました」と語る。
 また、この課題は単に業務効率の問題にとどまらない。BDO税理士法人シニアの内田強氏は、「どのスタッフが業務を
行っても常にお客様に同じ品質のサービスを提供できなければなりません。安定した業務品質の再現性をいかに高められ
るか。そのためにも会計ソフトや会計業務の標準化は重要な課題でした」と話す。
 さらにもう1つの課題であったのは言語の問題だ。外資系企業の日本法人をクライアントとして抱える同社では、海外本社への報告として英語のレポートを提出することも業務の1つだ。その英語化は各人が行っており、作業負荷がかかることはもちろん、先述した業務の標準化や品質の均一化を妨げる大きな要因でもあった。


BDO税理士法人
シニア
内田 強 氏
日本語から英語の変換はもちろん中国語などの多言語を評価

上記の課題を解決するべくBDO税理士法人は、新たな会計ソフトの検討を開始した。海外現地法人の会計情報を一元管理
できる利便性から、当初、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)が提供していた海外進出企業向けのグローバル経営管理ソ
リューション「A.S.I.A.( 現mcframe GA)」の導入を検討していたが、オーバースペックでコストが見合わなくなることが懸念材料だった。そんな折に知ったのがGLASIAOUSの存在だ。

 「2013年に、A.S.I.A.の機能を絞って手軽に利用できるGLASIAOUSの開発を行っているという話をB-EN-Gから聞き、
弊社もユーザーの視点から意見を出し開発に協力することになりました」と松澤氏は話す。
 その後GLASIAOUSを本格的に導入したBDO税理士法人では、2016年3月より最初の顧客で利用を開始。現在では約30
社のクライアントでの会計業務に活用している。
 松澤氏は、「GLASIAOUSを特に評価したのは多言語、多通貨への対応です。日本語から英語への変換はもちろん、中国語、ベトナム語、タイ語も利用できるのは助かりました」と話す。さらに「利用当初は手探りで操作している状態でしたが、利用するクライアントの数が増えるとともにツールへのナレッジも蓄積され、より効率的に業務を行えるようになっています。継続的に改良が続けられ、ユーザーインターフェースも当初のバージョンから洗練されてより使いやすくなっています」と話している。

レポート作成や支払い関連の業務で効率化を実感
GLASIAOUSの支払イメージ図

会計ソフトをGLASIAOUSに統一することで、業務の標準化をより推進するとともに、さまざまなメリットをもたらしている。
その1つが多言語対応だ。これまでは海外本社に提出するレポートを英語に変換するために多くの時間と工数がかかっていたが、ボタン1つで言語の変換ができるため、その課題を解消している。英語の得意不得意にかかわらず同じ品質の成果物を提供できることにもつながっている。
 また以前では、会計処理と支払い処理のために会計システムと銀行システムの両方に同じ情報を入力していたが、GLASIAOUSに一度データ入力するとFB(ファームバンキング)データを自動生成することができるため、このような二度手間を解消している。
 「登録作業だけでなくチェックも1度で済むので、工数の削減はもちろん、確認ミスの低減にもつながり精神的な負荷軽減にもつながっています」と内田氏は説明する。


出口秀樹税理士事務所
課長
近藤 篤志 氏

 

クラウドを活かして遠隔地間の業務連携も円滑化
 

GLASIAOUSがクラウドサービスであることも業務に大きく貢献している。BDO税理士法人と業務提携をしている出口秀樹
税理士事務所でも、同じくGLASIAOUSを活用して同社とともにクライアントの会計業務を行っている。
 出口秀樹税理士事務所の近藤篤志氏は、「弊社は北海道にオフィスがあるのですが、そこで入力したデータを東京のBDO税理士法人でタイムリーにチェックしてもらえるので、遠隔地でもスムーズなやり取りをできています」と話す。
 オンプレミスのソフトであれば、仕訳に間違いがあった場合、例えばメールでの修正依頼や修正したデータの再送といったやりとりが生じるだろう。どのデータが最新なのか判断が難しく管理も煩雑になる。それに対して、「クラウドで共有していれば、データを修正したのでWebで確認してくださいという連絡だけで済みます。こうした仕組みのおかげもあって2020年のコロナ禍でもスムーズに在宅勤務に移行できました」と内田氏は話す。
 さらに「銀行の支払処理は事務所の端末からしか行えないものの、GLASIAOUSの支払機能でFBデータを自動生成しておけば、記帳とデータのチェックまでを在宅で行い、出社時は銀行の支払だけで済むようになるので、出社時間を減らすことができました」と続ける。
 現在、BDOではサービス提供をしているうちの約30社がGLASIAOUSを使っている。最後に松澤氏は、「売掛金や請求書
発行など、まだ使いこなせていない機能も多いので、少しずつ活用していきたいと思っています。GLASIAOUSを使っているクライアントのすべてでより効率的に業務をこなし、より高品質なサービスを提供できる体制を強化していきます」と話している。

クライアント情報
BDO税理士法人
https://www.bdotax.jp/
設 立 : 2002年10月1日
事業内容:コンプライアンスサービス、国際税務サービス、移転価格サービス、会計・人事アウトソーシングサービス、組織再編サービス、事業承継・資産税サービスを事業として展開

160以上の国および地域に加盟事務所を有し、約9万人のパートナーおよびスタッフが所属する世界5大会計事務所ネットワークであるBDO Internationalに加盟。提供するサービスは監査、会計、税務サービスのみならず、各種アドバイザリーサービスや人事労務サービスを含む各種アウトソーシングサービスなど。顧客の約90%が外資系企業の日本法人で、海外に進出する日本企業にもサービスを提供している。

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