
ベトナムでは旧正月も終わり、だんだんと祝日ムードから通常営業に戻ってきている時期かと思います。一般的には企業の決算を12月末で締めるところが多いので、今まさに決算対応中の方も多いかと思います。今回は決算対応におけるポイント2点を記載いたします。
監査法人からの会計監査
外国法人から資本が入っていれば会社規模の大小は問わず原則として監査法人の会計監査が必要となります。税務申告とは別に、監査法人と契約を締結し決算終了後90日以内までに監査報告書を当局に提出する必要があります。会計監査を受けず、監査報告書を提出しなかった場合、罰金の対象になるので注意が必要になります。
債権債務の確認
経理担当者に債権債務の管理を任せていることが多いと思いますが、決算のタイミングで改めて確認することをお勧めいたします。滞留債権、債務がないか、関連会社との取引残高が一致しているなど基本的な事項の確認です。特にベトナム以外の国と取引をしている場合、経理担当者が詳細を確認できず、残高が証票と一致していないケースがありますのでご注意ください。
基本的な内容ではありますがローカルスタッフに任せっきりで決算進捗が思うように進んでいないケースもあります。今一度ご確認いただければと思います。
※ Youtube にて、海外進出に関わる国際税務、ベトナム及び 中国進出に関わる留意事項・会計制度・税制について解説しています! ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
https://www.youtube.com/c/meinankokusai
役立つ情報をお送りします