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海外子会社 財務管理のポイント

コラム
2024.01.11
海外子会社 財務管理のポイント

 海外進出企業にとって、現地法人の管理は非常に重要な役割を果たします。
一方で、現地状況を把握できておらず、様々なお悩みを抱えていらっしゃる会社様も多いのではないでしょうか。
 今回の配信では、海外子会社管理におけるよくある問題点・その対策を説明します。

 尚、財務管理チェックリストも添付しております。ぜひこの機会に貴社に当てはめながらご活用いただければ幸いです。


~海外子会社の財務管理とは~
国内本社が海外子会社の財務状況を正しく把握するための業務を指します。
現地から送られてくる資料を収集し、資産負債・損益の状況を整理します。
貸借対照表や損益計算書を中心に、帳簿書類や必要に応じて契約書、見積書を確認することで、実態と相違がないかを確認していきます。

 

<よくある問題点>
日本親会社が海外子会社を管理する際に発生しやすい問題点は以下の通りです。

 

(1)現地担当者とのやりとり
言語の障壁があり、コミュニケーションがとりづらい。
現地の経理スタッフに全て任せきり。
現地がどういう基準で経理処理をしているか分からない。

 

(2)月次試算表・決算書が活用できない
決算書は回収するがなんとなく目を通しているだけ。
月次試算表ベースでは数字を見ていない。
会計システムなどの現地システムが分からない。

 

(3)不正の可能性
本社の目が届いておらず、不正の発覚及びその対応が遅くなってしまう。
〈不正事例〉
現金横領、不正出金、簿外借入、架空売上、架空人件費、架空外注費など

 


<対策>
先述では問題点を挙げましたが、それぞれの解決方法も取り上げます。 

 

(1)現地担当者
本社と現地法人で共通の経理マニュアルを作成し、属人化を防ぐ。
作業工程を明確化し、複数人によるチェックや業務分担を行う。
勘定科目の処理基準を設けつつ、日本・現地における科目の対応表を作成する。

 

(2)財務諸表の活用
日本と現地でデータ共有できる管理体制を作る。
クラウド会計ソフトを利用し、現地からの報告作業を簡素化する。

 

(3)不正の未然防止・早期対処
売上増減と利益増減が連動していない、不安定な利益率になっていないか等を定期的に確認する。
本社人員を定期的に派遣して現地確認する。
外部専門家も活用し、潜在的なリスクを洗い出してもらう。

 


最後に、財務管理を行う上で確認すべき項目を勘定科目ごとに分けたチェックリストを添付します。
ぜひダウンロードいただき、自社状況把握のためにご活用いただければと思います。

・財務管理チェックリスト

 

 

※ Youtube にて、海外進出に関わる国際税務、ベトナム及び 中国進出に関わる留意事項・会計制度・税制について解説しています! ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
https://www.youtube.com/c/meinankokusai


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