
以前、お話した電子ビザについては、本年8月15日より90日間の電子ビザが発行されるようになっています。電子ビザに関する改正概要は以下のとおりです。
【利用可能な国・地域】
- 全ての国・地域の国民
【電子ビザによる入国が認められる国境ゲート】
- 国際空港13か所、陸上国境ゲート16か所、国際港13か所
【シングル・マルチ】
- 両方のビザを取得可能
また、ビザ免除入国での滞在期間が最長45日間とされました。なお、ビザ免除入国の要件である、「前回のベトナム出国時から30日以上経過していること」は2020年に廃止されています。
出入国手続きについては、8月15日よりパスポートを読み取って出入国手続きを行う自動化ゲートの運用がベトナム国内5空港で開始されました。自動化ゲートが設置されたのは、タンソンニャット国際空港(ホーチミン市、)、ノイバイ国際空港(ハノイ市)、カムラン国際空港(中部カインホア省)、フーコック国際空港(南部キエンザン省)及びダナン国際空港(中部ダナン市)となります。自動化ゲートを利用できるのはベトナム国民及び一時滞在許可証(通称、レジデンスカード)又は永住カードを保有している外国人となります。
ベトナム人の場合、入国手続きではすべてのベトナム人が自動化ゲートを利用でき、出国手続きでは公用パスポート保有者及び航空機乗務員等のみ利用できます。
一方、外国人は、出国手続きのみ自動化ゲートを利用できます。
なお、初めて自動化ゲートを利用する場合は、ベトナム人及び外国人ともに所定の手続きをする必要があります。
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