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中国への出張手続(2023年8月)

コラム
2023.09.21
中国への出張手続(2023年8月)

 2023年8月現在では中国の入国規制が緩和され比較的渡航しやすくなっているため、中国への出張等を検討されている方も多いのではないでしょうか。私も8月に上海に渡航しますので、日本から中国へ渡航する場合の必要な手続きについてまとめました。

 

1.ビザ
 日本人に対する短期のビザ免除措置は暫定的に停止されていますので、短期出張の場合も居留許可やAPECカードをお持ちの方を除いてMビザの取得が必要となります。中国査証センターHPよりWEB査証申請を行った後にビザセンターでの申請日の予約を取るのですが、2023年7月時点ではおよそ1月先までの予約が埋まっているとのことでした。申請後の受取期間も考慮するとWEB申請からビザの発給まで6週間程度が必要となります。
なお、8月9日に在日中国大使館より、日本から中国への渡航のビザ申請に際し、生体認証データ(手指10本すべての指紋)の採取を免除すると発表されました。これに伴い、ビザ発給手続きの迅速化が期待されます。

<参考リンク>
中国査証申請についてのお知らせ - 中華人民共和国駐日本国大使館 (china-embassy.gov.cn)
http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/lszc/hzqzyw/202308/t20230809_11124116.htm


2.航空券
 コロナ禍前に比べると就航本数は限られますが、直行便も週に数便は運航している状態です。私の場合は中部国際空港⇔上海浦東国際空港(中国東方航空)の直行便で往復10万円程でした。


3.PCR検査又は抗原検査、健康申告
 日本から中国への渡航の際は、出発前48時間以内にPCR検査又は抗原検査を行い、検査結果が陰性であれば渡航が可能です。陰性結果を取得した後、WeChatミニプログラム版「海関旅客指尖服務」、アプリ版「掌上海関」またはネット版のいずれかから、「中国税関出入国健康申告」を事前に行う必要があります。


 なお、以上の情報はいずれも記載時点のものとなりますので、実際の渡航にあたっては最新の情報をご確認いただきますようよろしくお願いいたします。

 

※ Youtube にて、海外進出に関わる国際税務、ベトナム及び 中国進出に関わる留意事項・会計制度・税制について解説しています! ご関心のある方は、ぜひご覧ください。
<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
https://www.youtube.com/c/meinankokusai


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