
6月20日に閉幕したベトナムの国会において、付加価値税の時限減税措置が決定されました。概要は以下のとおりとなります。
期間:
2023年7月1日~2023年12月31日
減税内容:
10%対象品目の税率を8%とする
減税対象外:
電気通信、金融活動、銀行、証券、保険、不動産取引、金属及びプレハブ金属製品、鉱業製品(石炭鉱業を除く)、コークス、精製石油、化学製品、特別消費税の対象となる物品(酒、たばこ及び高級車など)
現在、ベトナムは製造業を中心に景気が悪く、2023年の目標国内総生産(GDP)成長率は+6.5%であるところ、上期の1~6月期は+3.7%の成長率にとどまりました。この成長率の鈍化は主に外需の落ち込みによるところが大きいです。政府は景気刺激策として国内需要を喚起するため、付加価値税の減税措置を決定したようです。
同時に、ベトナム政府は需要が落ち込んだ自動車販売をテコ入れするため、国産車両登録料の時限減額措置も決定しています。実施期間は付加価値税の減税期間と同じで、減額内容は登録料の50%減額となっております。
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<税理士法人名南経営 国際部チャンネル>
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