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タイの税制対応と現地基準に準拠した会計処理について

コラム お役立ち資料
2024.03.08
タイの税制対応と現地基準に準拠した会計処理について

日本から多くの企業が進出しているタイですが、一時期は新型コロナウイルスの影響で進出も縮小傾向にあったものの、昨今の海外渡航制限緩和により再度進出に乗り出す企業も徐々に増えてきているようです。

 

そこで本稿では、進出時に課題となるタイの税制について改めて解説し、 現地基準に準拠した会計システムによる申告方法についても併せてご紹介いたします。

 

 

1.付加価値税(VAT)

付加価値税(VAT)とは

付加価値税(VAT)とは、「Value Added Tax」の略で、日本の消費税の相当し、タイにおける物品の販売やサービスの提供、輸入に対して課税されるものを指します。 負担者は最終消費者になりますが、企業に納税義務があるため、納税者登録が必要です。

 

事業者が納税する際には、購入時に支払う「Output VAT」の総額から販売時に受け取る 「Input VAT」の総額を差し引いた額を納税します。一方で、Input VATが多い場合には その超過分を翌月以降に繰り越すか還付請求を行うことができます。

 

会計処理における注意点

また、タイでは物品とサービスでVATの認識タイミングが異なる点にも注意が必要です。

物品:物品の引き渡し時(=Invoice発行/受領時)

サービス:現金の授受時(=入金/支払時)

サービスについては、Invoice発行時に「Undue VAT(期限前VAT)」という仮のVATを認識し、入金/支払のタイミングで正式にVATに振り替えます。

 

申告・納税について

VAT登録事業者は取引の際には必ず、販売商品や提供サービス価格、VAT額等を詳しく記載した 「Tax Invoice」を発行し、販売した物品の額それに相当するVAT額を表示させる必要があります。 また、「Tax Invoice」が、税金還付請求のための証拠書類となります。

 

毎月末に発行・受領したTax Invoiceをまとめて計算を行い、申告時の所定様式である 「VATレポート」を作成し、翌月15日までに申告・納税を行います。

 

 

2.源泉徴収税(WHT)

源泉徴収税(WHT)とは

WHTとは、「Withholding Tax」の略で、源泉徴収税を指します。 所得の支払者が支払いの際に受領者に代わって所得税を徴収し、国に納付する制度です。 毎月の給与所得の他、利子、配当、ロイヤリティ、サービス料等の支払の際に適用されます。 また、支払先が外国企業の場合には別途税率(10~15%)が規定されているため、日本本社への支払いには注意が必要です。

 

申告・納税について

事業者は1件あたり1,000バーツ以上のサービスもしくはインターネット契約などの長期契約を受けた際に、 源泉徴収をする必要があり、サービス提供者による請求額からWHTを徴収し、税務署に支払います。 その際、申告書を作成し、申告・納付する必要があります。

 

 

3.GLASIAOUSのタイ税制対応

「GLASIAOUS(グラシアス)」とは、現在33の国と地域・1500社の実績を持つ多言語・多通貨対応の クラウド型国際会計&ERPサービスです。その中でも、多くのタイ法人および現地会計事務所に利用されており、VATやWHTについても以下の通り、対応しております。

 

付加価値税(VAT)対応

GLASIAOUSでは、VATの申告にVATの申告に必要な税額の算出が出来る上、Tax Invoiceに必要となる「Tax Invoice番号」や日付の入力・管理が 出来ることはもちろんのこと、申告に必要なVATレポートを出力することが可能です。また、サービスのVAT認識タイミングのずれに対応する「Undue VAT」についても、決済時に正式なVATを自動計上する機能を持っています。

 

源泉徴収税(WHT)対応

GLASIAOUSでは、WHT申告に必要なデータの入力・自動計算が可能な上、 申告時に必要なWHTリポート(支払証明書)およびWHTスリップ(明細書)を出力することが可能です。 また、請求元が法人である場合の申告書様式「P.N.D.53」および個人事業主である場合の申告様式 「P.N.D.3」のどちらにも対応しています。

 

 

4.その他 ローカライズ機能

GLASIAOUSでは、税制以外にもタイでスムーズにご利用いただけるよう、以下のローカライズ対応を行っております。

 

①固定資産管理   

  タイにおける固定資産管理・減価償却に則って記帳し、固定資産台帳も出力可能です。

②タイ歳入局申請要件対応  

③ローカル銀行のレート自動取得     

  Bank of Thailandのレートを自動取得することが可能です。

 

 

5.充実の現地サポート

GLASIAOUSの最大の強みとして、タイ現地でのサポートが充実していることが挙げられます。

 

<GLASIAOUSコンソーシアムによる専門家のサポート>

GLASIAOUSでは、各国の専門家と連携し、記帳サービスやコンサルティング、アドバイザリーサービスと併せてご利用いただく事も可能です。特にタイでは、多くの会計事務所様にお使いいただいており、タイに精通した専門家にご相談いただきながらシステムをご利用いただけます。

 

※タイに展開している会計事務所一覧※

<ビジネスエンジニアリング タイ法人による現地サポート>

GLASIAOUSの開発・提供元であるビジネスエンジニアリング㈱には、タイ法人(Toyo Business Engineering (Thailand) Co., Ltd.)あり、現地での導入サポートやタイ語での電話・メールサポートも可能です。

 

6.タイにおける導入事例

実際にタイにおける導入・活用事例も公開しておりますので、ご興味がある方はバナーをクリックの上、ダウンロード下さい。

YAMASA ASIA OCEANIA CO., LTD.(本社:ヤマサ醤油株式会社)様 導入事例

 

 

大塚製薬株式会社様 導入事例

 

 

お気軽にお問合せください

いかがでしたでしょうか。

 

GLASIAOUSでは、タイ含む33の国と地域で利用いただいているだけでなく、モニタリングからERP利用まで各企業様の規模・業種・業態に合わせて 柔軟にご利用いただけるサービスとなっております。 

 

「より具体的な機能を知りたい」「システム画面を実際に見てみたい」 「自社業務に対応できるか相談したい」方は、是非お気軽にお問合せ下さい。

 

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