ベトナムにおけるコロナワクチンの接種率は、9月7日現在、接種完了者割合が3.6%、1回目接種完了者割合が19.9%となっています。一方、同日の日本の接種率は、接種完了者割合が49.1%、1回接種完了者割合が61.1%となっています。ベトナムでは、行政機関が実施するワクチン接種は国籍を問わず、原則、無料となっています。一方、いわゆる職域接種の場合、行政からの費用の補助はなく、全ての費用が企業負担となります。
企業が職域接種をした場合の費用の税務上の取扱いについて、ベトナム税務総局は公文書により、以下のとおり税務上の費用になることを明確にしています。
「企業が労働者のためにCovid-19ワクチンの購入及び予防接種に関する費用を支出する場合、当該費用が法人所得税上の損金算入要件を満たし(インボイスの保存等)、当該費用は法人所得税の計算上、損金に算入することができる。」
出典:2021年8月3日付税務総局オフィシャルレター第2921/TCT-CS号
なお、ベトナムに駐在する日本人へのワクチン接種については、在ベトナム日本大使館の斡旋調整により、ホーチミン市及びハノイ市といった都市部の接種希望者から、順次、接種可能となるようです。詳しくは在ベトナム日本大使館のホームページをご参照ください。
在ベトナム日本大使館HP:
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
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