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外国投資家が、「ベトナム国内投資家」として 外国投資家の保有比率上限を突破した例
コラム お役立ち資料
2020.05.10
外国投資家が、「ベトナム国内投資家」として 外国投資家の保有比率上限を突破した例

ベトナムでのM&Aのコラムになります。

 

前回はベトナムにおける上場企業買収に関する規制についてお話をさせていただきました。
今回は実際に外国投資家が、外資持分規制枠を超えて、上場企業の株式を取得した実例のご案内をさせていただきます。

 

2017年12月18日、ベトナムの国営企業で同国ビール最大手のサイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)の株式の約54%をタイの酒類・飲料大手、タイ・ビバレッジ(タイビバ)系の現地子会社が、110兆ベトナムドン(約5,500億円)で取得しました。
サベコは日本のベトナム料理屋でよく見る「333」ビールの会社、タイビバは高いアルコール度数と象さんのマークで『シンハ・ビール』のライバル、『チャーン・ビール』の会社です。
その金額もさることながら、上場株式の外資枠を超えるためにタイビバが使った手法がマーケットの注目を浴びました。

 

ここではサベコの外国人保有比率上限及び、タイビバが用いたストラクチャーをもう少し詳しくみていきます。

 

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ここでのポイントは、ベトナム投資法第23条(Article23)の解釈では、外国投資家が51%未満のベトナムに登録された会社の子会社は、ベトナム国内投資家と同じ条件で投資活動を行うことができるということです。

 

タイビバ(買収元企業)

  ↓100%

IBH(香港)

  ↓100%

(1)ビアコ(香港)

  ↓49% (ここがポイント) 

(2)ベトナムFB

  ↓100%

(3)ベトナム・ベバレッジ(ベトナム人投資家扱い)

  ↓約54%(過半数を超える支配権)

サベコ(買収先企業)

 

タイビバの間接完全所有子会社(1)ビアコは、(2)ベトナムF&Bの49%を所有しています。

外国投資家持分が49%のベトナムF&Bの子会社である(3)ベトナム・ベバレッジは、外国投資家としての投資条件は適用されず、ベトナム国内投資家扱いとなります。

したがって、(3)ベトナム・ベバレッジは、サベコ株式50%以上取得することができました。

ちなみに株取引のサイトをみると、サベコの外国投資家枠はまだ36.66%も残っています (4月24日現在)。

 

次回は その後の両社の顛末、“余談”となります。

 

 

免責事項:こちらのコラムは情報提供のみを目的として作成および公開されており、法的助言として提供されているものではありません。

当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負うものではありません。

詳しくは専門家のご意見をご確認ください。

 

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