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【ベトナムM&A】外国投資家に対するベトナムでの公開企業へのM&Aの規制
コラム
2020.03.10
【ベトナムM&A】外国投資家に対するベトナムでの公開企業へのM&Aの規制

ベトナムの公開企業へのM&Aについては以下の4点から外国投資家に対する投資制限(可能な出資比率)が決まります。

 

1.ベトナムが加盟する国際条約で、外国投資家比率が規定されている場合はそれに従う。

 

2.ベトナム国内の投資法または関連法において、外国投資家比率の制限がある業種におけるベトナム公開企業の場合、外国投資家比率はその法令に従うものとする。

外国投資家に対する条件が規定されている業種で、外国投資家比率に関する具体的な規定がなければ、外国投資家比率は最大49%とする。

 

3.公開企業が複数の事業を行い、それぞれに対して法律で外国投資家比率が規定されている場合、外国投資家比率の上限は、それらの事業に認められた外国投資家比率のうち最も低い事業に従うものとする。

(ただし、国際条約に他の規程がある場合を除く。)

 

4.1~3に該当しない公開企業の外国投資家比率には、制限を設けない。

(ただし、会社定款に別の規定がある場合を除く)

 

ところではベトナムでは公開企業=上場企業というわけではありません(厳密には日本でもそうですが)。

 

ベトナムでは公募増資を行ったのに最後の上場ステージをクリアできないで未上場公開株取引市場(UPCoM)に滞留をしている会社が多くあります。

 

もうひとつ、ベトナムでは現在のところ少数株主からの強制的な株式取得を認める制度(スクイーズアウト)はありません。

せっかく戦略的な見地から上場を廃止したのに、不特定多数の株主がついていることから、依然として投資家保護の規制が課せられているケースもあります。

 

またこのことは買収元企業にとっても厄介事とのひとつとなります。

公開買い付け(TOB)の後、残った株主は一人ひとり粘り強く説得をするか、放置するかしかありません。

 

以上のように、依然ベトナムでは資本の規制が根強く残っています(規制緩和の方向にはありますが)。

 

次回は外国投資家がその持分規制を超えて株式を取得した実例をご案内いたします。


役立つ情報をお送りします

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